“Cift LAB”始動。平和活動する同志を募るということ


なぜCift LABを始めるのか

2018年6月21日、Cift LABという取り組みが始動する。今回は、このLABについて、家族の皆に向けた主体的に考えるきっかけにしてほしいというモチベーションと、社会に向けた広報的な意味合いでこの記事を書いている。

Ciftのコンセプトは、”世界平和のための自己変容”である。生活の中で自己変容し、創造的市民としてその気づきを閉じない態度を平和活動としている。

市民とはアーティストとほぼ同義の意味でここでは扱っており、Ciftの皆は生活(=生きる活動)というアート活動を意識しながら日々を過ごしている。

ここでのアートの定義は、自ら相手に自分の内なる気づきを共有することで、問いを生み出し、自ずと相手の意識を変容させてしまう活動だと捉えている。

自分の人生を等身大の日常生活の中で社会実験とすることで、日々の生活で自己変容し、その人なりのロールモデルになることが、Ciftの皆が担っている創造的市民でありアーティストとしてのミッションだ。

LABとは何か

これからCiftで展開する「MEDIA」「STORY(仮)」「LAB」の活動は、それぞれが自己変容を共有していく手段だ。それぞれ、その共有の仕方やメディアとしての濃度が違うだけである。

MEDIAは、オンライン上で万人に開かれたものであるがゆえに、広く薄く伝わることに役割がある。このウェブ上のオウンドメディアがまさにそれだ。

STORY(仮)は、今後展開するその時に詳細は譲るが、物理空間でCiftの家族一人ひとりの物語を共有する、火を囲む様な居心地の良い場を耕す役割がある。

LABは、その人が思考し実践している道を同志を募り、共に歩んでいく入口の役割がある。この中で一番狭くて濃いメディアだ。

Ciftに所属している人たちは、主体的にそれぞれの文脈で日頃から平和活動をしている人がほとんどだ。

平和という大道を目指すという目的は共通していながらも、手段としてのルートの選び方はそれぞれに哲学や経験がある。そして、ルートの多様性こそ、Ciftの最も魅力的な部分ではないかと思う。それを全面に押し出したのがLABである。

Cift家族にはリーダシップ論として、Ciftという太陽系の中でいかに恒星(スター)となり、他の惑星たちを巻き込み、全体を拡張しながら公転運動を作れるのかという話をしている。そこに個別の多様性を尊重しながらも全体としての一貫性が生まれる。このLABはまさにその太陽系における恒星のリーダシップにおける取り組みのそのものである。

であるがゆえに、LABはCift家族が共に道を歩むためのプラットフォームという前提がある。そして、その活動をCift内で閉じず、社会に開くことで結果的に事業になるという構造になっている。

共変容していくLAB

LABの企画者は、重力の質と量を考えたい。

その重力の質が、企画者の個人スキル(手前味噌の能力=How)の提供では、結局は講師と生徒のWin-Winの関係になってしまう。そうではなくて、ここでの重力の質は、哲学(=Why)であるべきだ。その結果、利害関係を超えた同志としてのCo-の関係が育まれるだろう。

日本の古来から伝わる「道」という考え方に近いかもしれない。共に自己研鑽していくのである。これが従来の私塾やセミナーと呼ばれるものとCift LABの最も大きな違いであると思っている。

その重力の量が、強すぎれば惑星を飲み込んでしまうし、弱すぎればどこかに飛んでいってしまう。これは父性的リーダシップと母性的リーダシップの絶妙なバランスが求められることでもある。Cift全体の(一部が全体と相似な形を含む)フラクタル構造として、中心から全体を見るというトレーニングにおいてもとても有効である。

相互扶助を創造する中心に

LABの内容は、そこに主体性を持って平和へと続く道があればどんなものでもありえると思っている。強いて言えばCift家族の顔を浮かべながら構成を考えてもらいたい。

自分がなぜその専門性を持って社会と接しているのかという哲学はその大きな始まりのヒントになるだろう。しかしそれだけに留まらず、共にその部分的な社会実験を行う同志を募ってもいいかもしれない。必ずしも一歩先を歩く先輩である必要ではないと思う。

ぜひ、Ciftの家族になったからには、自ら相互作用を創造する中心を味わってもらいたい。また、Ciftの家族になったからには、家族が本気で歩む道を積極的に歩み自己変容していきたい。

そして、Ciftの家族ではない人にも、共に平和への道を歩む同志として参画してもらいたいし、大道としての大きな運動の一部になってもらいたい。その運動が系譜上で自律的に分散しながらも統合していく未来が見たい。

Cift LABがより大きな意識変容の運動を起こしていくためのプラットフォームになっていくことが楽しみである。まだまだプロトタイプ段階ではあるが、日々試行錯誤しながらよりよい形を模索していきたい。

これが僕たちが共に歩んでいく平和への道。

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募集中》Cift LAB「AWAKE」:世界を構造で認識するとはどういうことか