はじめまして。
JINEN株式会社の波崎大知です。
「JINEN」という社名は、「自然」という言葉の、古来の日本的な読み方である「じねん」に由来しています。
実は、私たちが日常的に使う「自然(しぜん)」という言葉は、明治以降に西洋の”Nature”という概念を翻訳するために作られたものであり、人間と自然を切り離して捉える二元論的な世界観を内包しています。
JINENが掲げる「自然(じねん)」の思想は、突如として生まれたものではなく、日本の伝統的な精神性に深く根差したものです。
その源流は、鎌倉時代の仏教思想家・親鸞が説いた「自然法爾(じねんほうに)」という概念にまで遡ります。(もっと遡ると老子・孔子まで)
そしてこの思想は、過去の思想に根差すだけでなく、未来の社会予測とも深く共鳴しています。
オムロン創業者・立石一真氏が1970年に提唱した未来予測理論「SINIC理論」は、科学・技術・社会が相互に影響を与えながら螺旋状に発展していく様を描き出しました。
この理論によれば、人類社会は原始社会から始まり、農業社会、工業社会、情報社会を経て、2030年代には「自律社会」へと移行し、その先には最終的に「自然社会」が到来すると予測されています。
「自然社会」とは、決して原始時代への回帰を意味するものではありません。
それは、テクノロジーと社会が高度に成熟した結果、「人も技術も自然の一部となった『あるがまま(=じねん)の世界』」が実現する社会です。
JINENは、この「自然社会」への移行を、思想や予測に留めるのではなく、具体的な事業を通じて社会実装する挑戦です。
その挑戦をしていく過程において、どこで暮らすのか?誰と暮らすのか?は、とても重要なテーマです。
Ciftは、「自立した個人が、『拡張家族でともに暮らし、ともに働く』」をコンセプトに掲げています。
コントロールできない他者との関わりを、不便さではなく豊かさとして受け入れる。
この道のように変化し続ける実験的な新しい家族の形であり、事実続いているその暮らしは、まさに「自然(じねん)」のようなものだと感じています。
私自身が感じている美しい暮らしを、屋久島ではなく、東京でも。
ご縁をいただいたこのCiftで、新しい暮らし、新しい家族の形、そして新しい社会の形を、みなさんと共に模索できることを楽しみにしています。