私は「家族という病」を克服するためにCiftに入った。
家族とは?
無条件に愛し愛される存在。
無償の愛を注ぐ相手。
世間的な模範解答はきっとそうだと思う。
でも果たして、本当に無条件に注ぐ愛情なんてあるのか?
血のつながりのある家族は、私を大切に大切に育ててくれたし、
たくさんの愛情を注いでくれた。
私はそのことを心から感謝している。
ただその一方で、大きすぎる愛情が重たく感じることもあった。
なぜなら、その愛情の先にあらゆる「期待」を常に感じていたからだ。
そしてそれが私にとっては負担やプレッシャーになることもあった。
そんな時に偶然読んだ下重 暁子さんの著書
『家族という病』には心の底から救われた。
大切なのは家族に「期待しないこと」
そしたら心が軽くなったし、
逆にまた家族を愛し、感謝の気持ちを抱く余裕ができた。
一方で、「期待」せずにGiveし続けることも難しい。
期待せずにGiveできるか?
期待せずに無条件に愛せるか?
私はCiftという大きな社会実験の場で、この答えを見つけていきたい。
西尾奈央美