【Cift京都】京都下鴨修学館、二週目の怒涛。


8月17日(月)

快晴つづく猛暑の京都、あゆみは恒例の朝のお散歩で修学館界隈をどんどん開拓していく。鴨川デルタは今日も爽快。

フラットエージェンシーから修学館に入居する海ちゃんがやってきた。大学時代はインテリア専攻だったという海ちゃん。しつらえあれこれを喜んでくれたうえ、いくつかの調整や対応をてきぱきと、かつセンスよく進めてくれる。

一方、あゆみが手配したソファ等も着々と到着し、日々心地よくなり、居場所が増えていく。場が多様多層になるためには、そのための手続きが必要なのだ。営みということをよくわかっている人のセッティングは懐が深い。

8月18日(火)

ゲストがもってきてくれた大量の北海道ラベンダーが、あゆみの手でスワッグに。庭の草花と合わさって、なるほど、たしかに修学館らしくなっている。

まゆちゃんから調達援助のメッセージが届き、はなこさんがもってきてくれた鍋も到着! キッチン空間ますますいい感じ。

「すごい充実ぶり!!はなこさん、ありがとうー」と恭子さんから感謝の声が届き、すでに「帰りたい」と康子が呟く。

「みんながいろいろやってくれていて、感謝しかない」
「私には何ができるか考え中」
「同じくー」
恭子さん、はなこさん、オジーが交わす言葉に「贈与は受け取ることから始まる」を再認識。そうなの、その循環を見たかったの、と思う。

あゆみははなこさんと余呉湖畔の徳山鮓さんへ、とびきりの夏休みを過ごしに。二人から届く悩殺ごはん写真の数々に、グループ内がざわつく。

8月19日(水)

今朝のあゆみ散歩は北方面。公園、体育館、フットサル場、テニスコート、末刀岩上神社。そうか宝ヶ池がそんなに近いのか。しかし修学院まで15分には驚いた。なんていい環境。

 

この日の衝撃ニュースはまだ続く。お盆休みの明けたリサイクルショップARK(一乗寺下り松)に行ったあゆみと関目くんが、1階リビングにぴったりすぎる天然木の一枚板と、同じく1階リビングにぴったりすぎるチェアなどを激安で仕入れてくる。あまりに安すぎてここにお値段書けません(笑)。知りたい人は来たときに直接聞いてください。

なお、地味な打合せや調整も引き続きやってます。この日はフラットエージェンシーの橋本さん・海ちゃんと「住み始めてわかるちょっとした不便」などなどを共有、協議。すぐ解決できるもの、ハードルの高いもの、知恵でクリアできること、思いやりで解消されること、いろいろある。

夕方、入居手続きを終えた井田くんがギフトの食器をどっさり持ってきてくれる。いやしかしそれにしても「どっさり」の規模がおかしい。みんな写真を見てそれぞれに手を合わせたはず。

 

夜は飛び入り参加の海ちゃん(フラットエージェンシー)も交えて、井田くん、関目くん、あゆみと4人で晩ごはん。楽しそう美味しそう、いいね、嬉しいねー。

8月20日(木)

何気にまだ足りないのがカトラリー。とくにナイフがないかな。インディーが気にしてくれ、検討が進む。例の天板の脚をどうする部隊も暗躍中。コンクリになるか、石になるか、何かになるか。

「石とかならあるでしょ、上流に行けば」という関目発言に「上流? どこの?!」と軽く衝撃を受ける我々。

 

しかし衝撃のネタは尽きず。なんとこの日はさすらいの元Ciftメンバー、アーヤ藍がCift京都に出没!

しかも、あゆみとアーヤが下鴨神社を散策している間に佐藤くんからナイスな座布団が「どっさり」届く。これもここには書けない衝撃価格(安い)。みんな調達うますぎる。あなたたち何者なの?

8月21日(金)

昼、くまちゃん家がすきやき食べて当てた抽選の当選品が届き、キッチンにストッカーが入る。これではなこさんの干物と井田くんのアイスもじゅうぶん入るね。

夜は東京からピクニック夫妻を迎えて晩ごはん。オーブン大活躍。そしてお茶飲みながら夜更けまで話し込む。うんうん、こういうのー。

8月22日(土)

そういえばなのだけど、修学館の建物内、とても気がいいんですよね。京都の夏といえば濡れ紙がべったりと貼りつくような湿度と密着感がかなわんのですけど、ここはとても爽やか。床もぺちゃぺちゃしない。なんで? という話をしていた矢先。

「実は、葉が一枚も無くなった状態で淡路から持ってきた観葉植物が、1週間でこんなにデカくなって、場の力を感じている」

実は、きっと生き物だけじゃないんじゃなかろうかと踏んでいる。ということで、ここで白茶を仕上げてみたい。紅茶もだけど。きっと美味しく仕上がるんじゃないだろうか。

今週も怒涛だったなーーと思いながら明日の仕事の準備をしていると、今週最大の衝撃がやってきた。大家の宮崎さんは京都市立芸大出身の芸術家で修学館の隣にはご自身のアトリエがある。その宮崎さんが「今度持ってくるよ」とおっしゃっていた玄関の作品を持ってきてくださったのだ。

なんと、心からなんと、ここはこんなふうになり得るんでしたか。

黒い作品は焼き物、奥は真鍮の流し込み。なお、階段下の明かり取りの和紙は堀木エリ子さんでした。し、知らなかった…。きっとまだ聞けていないことがたくさんある。まだ気づいていない魅力も、まだ生まれていない可能性も、たくさんある。二週目もあと一日。明日は何が起こるかな。