健介の想いを形にしたい。人生なんて死ぬまでの暇つぶし。なるべく楽しく生きたい。


――ナオさんはなぜCiftに入ったんですか?

健介がいたから。

健介はもともと知り合いだったんです。三井不動産の川路さんと仕事をしている時に出会ったんだけど、最近、面白い20代がいないな〜と思っていた時に、初対面で「昔の俺に似てるなあ~」と感じて。「こいつは、このままにしておくと僕を追い抜くかも!」って思って、そこからすぐに仕事を発注したりして、健介の近くにいるようにしてたんです。健介が、PROTO(半年限定のコミュニティ)を始めたのも見てましたね。

Ciftは、オープンの1年前に東急から相談されたのがきっかけ。

健介と最近のイケてるクリエイターの50人に会いにいって、コンサルのはずだったのに、健介が「ここに住むべきペルソナは僕です」って言いだして。出来上がってきた思想は面白そうで、健介の生きかたに合ってる気がしたんです。俺は、健介は自分で何かを発信する側で、コンサル向きじゃないなと思ってたから、「絶対にやった方がいい!」って背中を押しましたね。

Ciftのコンセプトは、40歳の僕より、もう少し下の世代のOSな気がします。なんとなく俺もわかるけど、下の方の世代の方が直感的にわかっているような気がしますね。

渋谷キャストビル13階の19部屋に40人で住みたい。家族を見つけていくという考えは時代に合っていると思うんだけど、今の時代にルームシェアをできる物件はほとんどないのが現実。19部屋に40人で住む?? 大半の大家は、意味がわからないらしい。お金がちゃんと払われるのかもわからない。シェアは貧乏人のやること。どんなふうに暮らすかわからない。

そんな大家を4カ月かけて(東急に)説明して、ギリギリ入居の約2カ月前にOKになった。俺はリーダー(今回は健介)の活動を進めていく上で関係する人を「うん」って言わせる役割。僕は喧嘩しないで、我慢強く交渉していくタイプ。PROTOがうまくいかなかったらしいけど、PROTOとの違いは、俺が隣にいること。健介の想いを形にしたいですね。

――ナオさんは、もともと何をしてる人だったの?

もともとは建築の設計のデザイナーで、大学3年生のときに、就職活動も一切せずに事務所を設立して。パートナーが建築家で、俺が建築プロデューサー。企画書1本1000万円みたいな仕事して、25歳のときが一番稼いでた。

でも、上野の駅前開発(総工費350億円)の仕事で「上野に六本木ヒルズみたいなの作りたくないな」「ヒルズみたいな場所に住む人たちがどこから食料が来ていて、どこからエネルギーがきているかわかってないだろうな」とか原始的なことを考えるようになって。

急に、都会で建物作るのをやめて、山梨の山奥で曽根原久司と一緒に、NPO「えがおつなげて」を始めて週4日農業やったり、エネルギーを作ったり、都会では、街を大学に見立てた「シブヤ大学」を立ち上げたりしました。

今はいろんな場所にめちゃくちゃ行くから、いろんなタイプのリーダーに出会う。その人のやろうとしている世界が面白いと思ったら、サポートしてる。クリエイティブな保育園を作りたい人、市長を目指す人も手伝ってるよ。宮司や病院の院長もいる。

リーダーがやりたいことを実現するために一番大事なのは、仲間。人の設計図。俺は、企画書までの座組みを組み立てるのがめちゃ得意だから、リーダーの横にいてウェイティング型のコンサルをしてる。今55股かけてます。

――ナオさんは、いつも楽しそう。

今日、死んでもいいやと思ってるから。人生なんて死ぬまでの暇つぶしだし、なるべく楽しく生きたいと思っていて。今は世の中的に一番難しそうなことが「世界平和」かなと思っているので「世界平和」に繋がりそうな事をいろいろやってます。どうぜ、1万年後は、ほとんどのことはリセットされていると思うから、肩肘張らずに生きればいいよねって感じですかね。

一人社会実験をやって生きてる感じです。やってみて良かった事は、それをシェアしていく。一回もやったことないことは全部やる。うんこも食べてみたし、全部試してみようと思う。そういう生き方がCiftに入った理由にもつながってますね。

やってみてCiftの暮らしもすごくよかったし、こういうのが日本中にできていったらいいなと思って、ホームをいっぱい作ってますね。すごい多拠点になったらどうなるか。今、6カ所なんですが、6カ所なら余裕で回れますね。家を10個くらい持つことになりそうなんだけど、どれくらいが最適なのか試してみたいと思っています。

――ナオさんの家族もCiftに来る?

月に一度は家族とCiftに泊まります。

家族のために時間を作るのが難しいので、俺の人生に家族を乗っけて、子どもが6歳になるまでは一緒に日本中を旅してた。車なら4人は移動できるから。子どもには面白い大人、ロールモデルに出会わせてあげたいなと思って。

自分の周りには、中学、高校時代に超面白い大人がいなかったから。だから漫画がロールモデルだった。漫画に描いてあることが人生に起こった方がいいなって。だから今も、選択の基準は漫画なんですよね(笑)。