個を磨き抜くことで他人や社会と関わってきた僕が、Ciftと出会って。


縁としか言いようがない出来事が重なり、Ciftに遊びにいったことがきっかけでした。

そこには思わぬ再会があり、新しい発見があり、言葉にできない面白さがありました。

効率化、細分化、焼き直しだらけになってきた世の中で、この表現できなさが妙に心地良かったので、うっかりお見合いの誘いに乗ってしまいました。

安易に口説かれまいと臨んだお見合いでしたが、そこで繰り出される魅力的なアイデアと提案の数々。

それらは個を磨き抜くことで他人や社会と関わってきた僕には気付いてすらいなかった渇きを教えてくれました。

自己変容や変革のように何かを選び何かを捨てるのではなく、拡張することで自分と他人という境界自体も取り込んでしまう。 この面白くて新しくて平和な社会実験に自己実験をしたくなりました。

ただ食べるという行為が料理に変わったのは きっと、“わたし”の為ではなくそこにいる“あなた”の渇きを満たす為に生まれたのだと思います。 それが“わたしたち”に変わるとき料理は次のステージにゆけるのかも知れません。

それを食べてみたい。

これが私がCiftに入る理由。

寒田 留亜